Z世代の目に映るゼロカーボン

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コロナ禍で、世界的な問題が自分ごとになった 

私は1997年生まれで、Z世代の最初期に当たります。
 
地球温暖化の問題に初めて触れたのは小学生の時でした。
南極の氷が解けている、海面が上昇している…。
でも、その時は「世界のどこか」で起きている問題としか思えていませんでした。


真剣に考え出したのは、大学を卒業する頃。
就職活動で回った企業はどこもSDGsの取組を前面に打ち出していて、世界の課題を改めて勉強するきっかけになりました。


選考のグループワークでは「環境にやさしい行動をしていますか」というお題があって、「マイバッグを持っている…ぐらいかなあ」なんて、自分に置き換えて考えたりしました。
全然大した行動ではなくて恥ずかしくなります(笑)
その時ですら、まだまだ「世界中が抱える問題」という漠然とした課題感でした。


転機になったのは、コロナ禍でした。
新型コロナウイルスという世界的な問題が自分の生活に直接の影響を与えるようになって、初めて他人事じゃないという意識が芽生えました。


私は楽観的な性格で、どんな問題も「最後には何とかなる」と思っています。
けれど、コロナ禍によって、「そういうわけにはいかない」と危機感を覚えました。
周囲でも問題を抱えている人たちを目の当たりにして、自分でも何かアクションを起こせないかと思い始めました。


入社が2020年で、最初の緊急事態宣言が発出されたのは新入社員研修の途中でした。
突然、街から人の姿が消えてしまった。
孤独で、私は本当に社会人になったのかなと不安になったりしました。
きっと同世代も同じ孤独や不安を抱えていたんじゃないかな。



ゼロカーボン板で「緩やかな繋がり」を作りたい

コロナ禍をきっかけに、自分に影響を与える外的要因に意識が向くようになりました。
地球温暖化対策、ゼロカーボンもそのひとつ。

Z世代の多くはゼロカーボンを自分事として捉え、アクションを起こし始めています。
自分の考えをYouTubeで発信する人、環境に良いものを紹介する人も増えてきています。

それは私たちがデジタルネイティブ世代でもあることが関係しているかも知れません。
私が初めてスマホを持ったのは15歳の時、高校1年生でした。
当時、友達との間でブログが流行して、皆で発信し合っていました。

内容は…本当にしょうもないこと(笑)
その日に合ったこと、部活がどう、テストがどうとか…日記を書いていた感覚です。

ブログでのやりとりから、話したことはないけど友達の友達に繋がりができて仲良くなる…みたいな経験もしました。
今で言うSNSのような使い方。
Twitterでも「話したことはないけど、顔は知っているからフォローしてみよう」みたいな軽い気持ちで繋がることがあります。
ツイートを見て趣味が合うなと思ったらリプライで仲良くなったり。

思いを発信して、それを見た人がアクションを起こして繋がっていく…そんな「緩やかな繋がり」が私たちの世代では増えてきたんです。

ゼロカーボンは一人では、一つの部署では、一つの企業ではできません。
多様な人たち、多様な企業、多様なテクノロジーの力を合わせなければいけない。
そのためには、SNSのような「緩やかな繋がり」で生まれるアクションが欠かせないと思うんです。

私は相変わらず楽観的で「最後には何とかなるかな」とは思うけれど…
何もせずに良くなるわけはないと思っています。
だから、アクションを起こしたい。

ゼロカーボン板で「緩やかな繋がり」を育てていく。私が始めるアクションです。

 
※本記事は作成者個人の意見や感想に基づき記載しています。
※感染症対策を十分考慮した上、撮影時のみマスクを外して撮影しています。
※この記事は2022年6月時点の情報に基づき作成しております。

この記事で紹介したメンバー

澤 有咲

大阪府出身。大学では建築を専攻。 趣味はフィルムカメラを持って旅行、北摂の名店開拓、純喫茶巡りなど。現在は法人のお客さまに対して、日々の小さなお悩みから脱炭素のような大きな企業課題まで、解決・サポートできるよう奮闘中。本サイトでは、”ゼロカーボン”をより身近に、楽しみながら考えていきたいと思います。

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この記事を書いたメンバー

林 直人

愛知県出身。趣味は読書、音楽制作、ウェブデザイン、スケボー、NPOの事業支援。大阪公立大学非常勤講師。お仕事は法人営業で、お客さまの電力契約から再エネ導入、省エネ活動、新規事業共創まで幅広く活動しています。このサイトは僕たちの「こんな記事があれば、脱炭素も面白く感じられるよね」から始まりました。仕事に、ブログに、日々奮闘する関電社員の姿をご覧ください。

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