人類はAIに勝てるか。脱炭素イラスト対決。

カテゴリ
知りたい! 
タグ
熱狂社員  脱炭素への思い  DX  林 直人  ピックアップ記事  岡村 裕之  小須田 帆南  AI  ChatGPT  アート  イラスト 

AIによって、人間の仕事が奪われる。

そんな話を耳にした人は多いのではないだろうか。
特に、近年ではOpen AIが公開したChat GPTが世界に衝撃を与えた。
いまやAIは文章、画像、動画といったクリエイティブを制作でき、人間のあらゆる職能を置き換え始めている。

来る脱炭素の時代で、果たして私たち人類はAIに勝てるのだろうか。

始まりました!
AI vs 人間、脱炭素イラスト対決~~~!!


いえーい!

この企画は、出されたお題に対し、人間と画像生成AIそれぞれがイラストを描き、どちらが魅力的な作品に仕上がるか勝負するものです。

人類代表は、小須田、林!
こんなダラけた連中に人類を託して良いのだろうか。
林、仕事中だ。起きろ。



対するAIは、プロンプトエンジニアの岡村!
プロンプトエンジニアとは、AIに対し、目的の回答が精度よく得られるような命令文を作成する技術者のことです。
いや、それよりお前、どんだけ冷めた表情してるんや。

 

それでは、3本勝負で行きましょう。
まずは1本目のお題、「気候変動によって訪れる脅威」をイラストで表現してください!


う~~~~ん…
悩む人類。早くも追い込まれています。


カタカタ…
表情ひとつ動かさず、黙々とAIに指示を出すプロンプトエンジニア。
なぜそんな隅っこに。


はい、そこまで!
それでは見せてもらいましょう。
気候変動で訪れる脅威のイラスト。

まずは人類代表・林から。


どんっ!
「 地球がめっちゃ汗臭くなる 

なるほど!
宇宙レベルで臭くなって、思わずUFOも地球から離れていくわけですね。
これは困ります。臭いのは嫌なんです。

しかしお前、もうちょっと絵心なんとかならなかったのか。
日本の右下にある島は何や。

では、対するAIはどうでしょうか。


どどんっ!
ささっとプロンプトを入れてAIに描かせました。気候変動で荒廃した街の絵です




こ、これは素晴らしい…
このまま気候変動が進むと恐ろしいという恐怖が芽生えますね。

それにしても、このレベルのイラストが一瞬で出てくるとは驚きです。
1本目はAIの勝利です!


「うん、AIしか勝たん」


1本目は圧倒的な差を見せつけられ、敗北した人類。
ここから挽回できるだろうか。

では、2本目のお題です。
ゼロカーボンのマスコットキャラクター「ゼロカボくん」を描いてください!

背中から漂う緊張感。
人類代表として筆を進める小須田と、すでにプロンプトを打ち終えている岡村。


それでは、同時にどうぞ!


じゃんっ!

おっと、これはお互い素晴らしい作品です。
さすがは小須田、関電きってのイラストレーター。人類代表に違わぬ絵心を見せてきました。

一方のAIはカラフルでかわいらしいキャラクターで攻めてきます。
それにしても岡村、お前には感情というものがないのか。

甲乙つけがたいものの、ゼロカーボンというテーマで考えると、「CO2」 「O2」 など文字表現を加えた工夫は人間ならではの発想かも知れません。

「ゆるキャラ」 という点から見ても、手書きイラストの方が適度なゆるさが感じられます。

2本目は、人類の勝利!


「Tシャツにしたい」
1本目の絵はなかったことにして、人類の勝利を喜ぶ男。

これで1勝1敗。
いよいよ、勝負は3本目で決まることに。

最終勝負、3本目のお題は 「ゼロカーボンに対する思い」 を自由に表現してください!



「「整いました!!」」

えっ、早っ。
岡村よ、頼むからもう少し笑ってくれ。

では、まずはAIイラストからどうぞ。

トトノイマシタ。ゼロカーボン ヘノ オモイ

ついにAIと同化した岡村。
大阪に、突然シンギュラリティが訪れました。

それにしても、なんと独創的なイラストでしょう。
雄大なアーチを描きながら先端がちょっと曲がった樹木、1本だけ咲いた桜、脈絡なく顔を出すエッフェル塔…
人間の発想では同居しない要素たちのハーモニー!まさにサイケデリックアート!

さあ、人類はどう対抗するのか。小須田に注目が集まります。


これを


こうして



こうじゃ!!



ななな、なんとーーー!
小須田、まさかの「絵を描かない」という展開!!

確かにお題は「自由に表現して」でした。
なるほど、人類はそもそも「絵を描く」という与件から変えてしまうことができます。
対してAIは、「絵を描く」というフィールドでの仕事から出ることはできません。

これもまた人類とAIの違いなのかも知れません。


作品名:人類の力


うーん、この勝負はどちらも「お互いにできないこと」を表現したという点で、甲乙付けがたい。
引き分けです!

以上、人類とAIの対決をお送りしました。

AIはお題、すなわちプロンプトに対して忠実かつ高精度、そして何より高速で答えを返してくれるのが魅力的ですね。
一方、人間は短時間にアウトプットできる能力が限定的だからこそ、視座や表現自体を変化させる 「発想のジャンプ」 が感じられました。

お互いの強みを掛け合わせれば、新しい未来が切り開けそうですね。


※本記事は作成者個人の意見や感想に基づき記載しています。

※この記事は2023年9月時点の情報に基づき作成しております。

 




小須田 帆南

大阪府出身。大学・大学院では生物学を専攻。趣味はイラスト・茶道・謎解き。現在2年目。製造業のお客さまへエネルギーやソリューションの提案を行っている。お客様のゼロカーボンをはじめとした様々な課題解決に向けて、日々勉強中。


岡村 裕之

広島県出身。大学・大学院でJAXAと共同研究をした後、関西電力と宇宙を繋げるという野望のもと入社。現在2年目。法人のお客さまへのエネルギーコンサルティング、ソリューション提案を担当。BIツールを効果的に使用した提案を心掛けるべく、日々データと向き合っている。趣味は体を鍛え上げること。趣味が高じて、フィジーク大会では初出場初入賞を果たした。


この記事を書いたメンバー

林 直人

愛知県出身。趣味は読書、音楽制作、ウェブデザイン、スケボー、NPOの事業支援。大阪公立大学非常勤講師。お仕事は法人営業で、お客さまの電力契約から再エネ導入、省エネ活動、新規事業共創まで幅広く活動しています。このサイトは僕たちの「こんな記事があれば、脱炭素も面白く感じられるよね」から始まりました。仕事に、ブログに、日々奮闘する関電社員の姿をご覧ください。

このメンバーが書いた記事を見る

関連記事

なぜCO2が注目されるのか? ~温室効果ガス~

海外再エネ証書を紹介します!