同じ会社でも仕事はイロイロ、ゼロカーボンへの携わり方もイロイロですよね。
という事で、今回は営業以外の立場でゼロカーボンに関わってる人をつかまえて、インタビュー形式で記事を書きたいと思います。
誰かいないかな~と。
執務室内をキョロキョロ。(最近はテレワークが浸透しておりまして、、うーん人が少ないな。)
おっ、目が合いました! 人一倍ガタイの良いイケメン男子と!
そうだ、彼にしよう。
2008年入社。エネルギー・環境企画室にて、エネルギー事業計画からゼロカーボン、庶務/総括まで、何でもこなす、中堅ソルジャー。
彼こそは、エネルギー・環境企画室で、関西電力グループの2050年までのゼロカーボンアクションをまとめた、「ゼロカーボンロードマップ ~みんなでアクション すすめ、ゼロカーボン~」を編纂した男=関西電力のゼロカーボンを知り尽くしたゼロカーボンマスター!?なのです。
では早速、突撃です。
栗林:景山君こんにちは。今日もガタイがいいね!!学生時代なんか部活やってたの?アメフトやろ~?
景山:なんなんですか、その挨拶。実はね・・部活は何もやってないんです!!高校は帰宅部・大学は法律サークルなんです。
栗林:嘘やろ!マジで!じゃーそのマッスルは・・・?
景山:中学から自主的にトレーニングしてまして、今もジム通いが趣味なんです!
栗林:なるほどね~。激務にも耐えられる鋼の肉体を作ってるってことね!
景山:そうです。フィジカルお化けです(笑) で、今日は何の御用ですか?
栗林:あっ本題を忘れるとこでした。今、「ゼロカーボン板」っていうサイトで記事を書いてて、ゼロカーボンロードマップを編纂した景山君に話を聞こうかと。インタビュー形式で掲載したいんだけど良い?
景山:もちろん良いですよ。お役に立てるのであれば。ちなみに、先日情報メディア「WITH YOU( https://media.kepco.co.jp/_ct/17528141)」からもゼロカーボンロードマップに関して掲載するって事で取材ありましたよ。
栗林:えっマジで。2番手になっちゃったか~(涙)。まっ、違う目線での情報にするので、こちらはこちらで話きかせてよ。
景山:OKです。
快諾でしたねー。ナイスガイです!
それでは、ゼロカーボンロードマップ編纂時の話を根ほり葉ほり聞いてみましょう!
Q1:編纂の進め方は?
「とにもかくにも情報収集!全部門を巻き込む!」
「編纂の責任箇所」といっても、私自身が具体的なゼロカーボンの手段についてはシロウトだったので、まずは専門家である各事業部門のゼロカーボンに向けた取組み内容や将来構想について、話を聞くところから始めました。
「こういう形でまとめよう!」という着地点予想は敢えて持たず、まずは編纂のための情報をとにかく集めようというスタンスです。
編纂箇所は確かに私が所属するグループですが、策定は総力戦。関係部門の情報・知見をフル動員しています。そういう意味で、まさにオール関電で策定した力作と言えます!各部門と情報連携を進めて、巻き込んで、一緒に考える仲間を増やすという事が編纂を進めるうえで最も重要だったと思います。
Q2:編纂のポイントは?
「分かり易さを追求!デザインに拘る!」
編纂にあたってのポイントは、「お客さま」や「投資家の皆さま」など、ロードマップを見てくださる社外の方にどう映るか?ということを意識した点です。
ゼロカーボン実現に向けた打ち手等の具体的な中身は、専門的で分かりにくい場合がありますので、取りまとめた内容や打ち出す目標などを、いかに分かりやすく、インパクトを持って伝えられるかを意識しました。
社内では当たり前に使っている言葉でも、社外の方は分からない、特殊なものって結構ありますからね。
一言一句の表現やデザインにいたるまで、かなり気を配りました(笑)
Q3:編纂にあたり楽しかった事、やりがいは?
「注目の的!?自社事業を深く知る機会に!」
ゼロカーボンは今非常にホットな領域です。編纂中は社内外から注目を受けていることを実感することが多く、刺激的でした。
想像以上に、色々なところからお問い合わせをいただきました。
またこれは個人的な事になりますが、実は、私はこれまでのキャリアで、エネルギー事業に直接的に係る事がありませんでした(笑)。今回の編纂の過程で、エネルギー事業に関わる様々な知識や考え方に触れることができました。自社事業を改めて深く知る・見直す機会としても、ロードマップの編纂は非常に有意義で、自身の成長が実感できる密度の濃い業務だと思います。
まあ後は月並みになりますが、無事公表できた時のやりがいはひとしおでしたね。苦労も大きかっただけに。。公表が金曜日だったのですが、翌日・翌々日の土日は久々に気兼ねなく休むことができました(笑)
Q4:逆に苦労したことや、気を付けた事は?
「忙しすぎて記憶が飛ぶ!?情報連携は絶やさずに。」
2・3か月の間に、経営層、各部門の認識を統一し、合意形成に持っていくのはやはり苦労しました。公表前の年明け以降は、頻繁に経営層と議論をしており、超ドタバタだったのであまり記憶がありません(笑)。
経営層とのコミュニケーション、各部門との調整、社外関係箇所とのやり取り、資料作成などなど、息つく暇なく走り回っていたように思います。
そのドタバタの中でも特に気をつけたのは、各部門への情報共有。やはりロードマップは各部門の協力があってこそ編纂できたものです。各部門から情報をもらいきり、私が主導で検討するフェーズになった後も、「今こんな感じで動いてますよ~」とちょこちょこ状況を共有するようにしていました。
場合によってはアドバイスや気づきをもらえることもあったので、やっていてよかったと思います。無事公表できた時は「おめでとうございます!」なんて他部門の方から言われたりもしました(笑)
Q5:教えて、編纂の裏話。
「膨大なバックデータと分析が支える公表」
大した裏話はないですが・・・実は今回編纂したロードマップの裏側には、その検討の前提となる膨大なデータと分析があります。
詳細お話するのは控えますが、当社内のデータにとどまらず、国や各研究機関のデータなどをまとめて、それをもとに分析を進める事で、経営層や各部門のゼロカーボンに関する認識を幅広く共通化しました。
このプロセスは地味で大変ですが、このプロセスを経たからこそ、ロードマップ策定の議論がスムーズに運んだと思います。
このせいでめちゃくちゃ忙しくなりましたが、結果的には一番近道を通れたような気がします。
Q6:あなたにとってゼロカーボンとは?
なんですかこの質問(笑)
そうですねぇ、かっこよく言えば「未来への贈り物」ですかね(照)!僕も子どもがいる身なので。
ゼロカーボンは、究極的には自分の大切な人のため、という要素を含んでいると感じています。自分が直接関与する仕事で、子どもたちが将来生きることになる世界に、少しでも貢献できたのなら、望外の喜びですね。
栗林:景山君ありがとう。ロードマップ編纂のイロハ・ご苦労された様がよく分かりました。話の中にもあったけど、ゼロカーボンは今世界的にホットな領域になので、SDGS・RE100対応等で、自社のロードマップ作成に頭を悩ませている方も多いのではないかと思ってます。
最後にそのような編纂者の方に一言もらえますか?
景山:偉そうなことを言えたもんじゃないですが、ゼロカーボンは、関係箇所が多いだけでなく、注目度も高いため、編纂にあたっては、いろいろ苦労があると思います。何はさておき、とにかく自身の心身健康第一で頑張ってください!
僕は、超絶ドタバタの中でも、趣味のジム通いだけは決して絶やしませんでした(笑)
栗林:笑! 「ロードマップ編纂者ミーティング」とかやったら盛り上がるかもね~! WEB企画で考えてみようかな。
景山:確かに(笑)、情報交換の場としても有意義に使えるかもですね。
栗林:今日は忙しい所ありがとうございました。
※本記事は作成者個人の意見や感想に基づき記載しています。
※感染症対策を十分考慮した上、撮影時のみマスクを外して撮影しています。
※この記事は2022年6月時点の情報に基づき作成しております。