照明・空調・給湯のガチ10kWh節電対決 ~第1話給湯編~

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本日は今年の新入社員から皆さんに節電をテーマにした記事を発信させていただきます!

この夏、新入社員の伊関・宇野・浦川は皆さんにより良いゼロカーボン板記事をお届けするために一肌脱ぎ、節電生活を実践いたしました!

三者三様の節電生活体験記をご覧いただけますと幸いです。


まず先陣を切るのは、風呂を愛する宇野です!


お風呂を愛するあまり、浴槽でくつろぐ態勢で休憩する宇野

 

 

いやぁ暑いですね。とにかく暑い。

夏は仕事から帰ってきたら汗でベトベトで、すぐにでもお風呂に直行したくなります。

何を隠そう、実は私、お風呂に浸かる行為を愛してやまないのです。

お風呂に浸かった後に冷たい水を一気飲みするのが、毎日のささやかな幸せなのです…!

 

ちなみに実際、世間ではどれくらいの人が一日の終わりに湯船に浸かっているのか。

それについて調査して得られたデータが下図となっております。

 

 

図 一人暮らしのお風呂の実態 (参照:バスリエ株式会社 ホームページ)

 

上図をご覧の通り、一人暮らしでも約半数の方々が週に3日は湯船に浸かっているという統計データも得られており、給湯機の日常生活への貢献度は非常に大きなものであることがうかがえます。

 

~お風呂に浸かることによる効果~

ここでは今一度お風呂に浸かることへの身体的メリットを挙げていきます。

毎日シャワーだけで過ごしている、またはシャワーだけで十分だと考えておられるそこのあなた!

お風呂に浸かるという行為は、次のようなメリットが有るのです!※個人的な感想です。

・疲労回復、リラックス効果

・血流改善

・新陳代謝の向上

・お肌のデトックス効果 などなど

上記のようにたくさんのメリットがあり、毎日お仕事を頑張っておられる皆さまだからこそお風呂に浸かってしっかりと疲労を取り、健康な一日を過ごすことが重要だと考えております。

 

そんな一日の身体のメンテナンスを我慢することは非常に過酷な挑戦になると予想はしますが、誇りにかけて給湯編での10kWh節電生活に臨みました!


 

 

今回の計算条件

10kWhの節電量を計算するにあたり、計算条件を下記の通りとします。

湯量:150L※1

温度:42℃

給湯機:電気温水器(COP(効率)= 1.0)

夏季の通常湯舟にお湯をためる頻度:週3日(月曜、水曜、金曜)

※1 今回のシャワーで使う湯量は節電前と同じ条件ですので、節電量の計算には取り入れません

 

~計算方法~

1回の湯船にお湯をためるのに必要な電力量=4.217 [kJ/kg・K] × 150[kg] × (42-30)[K] ÷ 1.0(COP)

=7,590.6[kJ]

≒2.11[kWh]

10kWh節電のために湯舟を我慢する回数=10kWh÷2.11[kWh/回]=4.7回 < 5回

 

 

給湯節電生活いざ開始

壮絶で過酷な給湯機節電生活は2023年7月1日から始まります!

 

<1週間目>

最初の2日くらいは気合が入っていたこともあり、10kWhなんて来週にでも達成してしまうやないか!と高を括っていました。

しかし、山場は想定したよりもかなり早く訪れることになりました…。

7月から転勤となり、慣れない環境下ということもあって、体の疲れは想像以上にすぐ溜まってしまい、お風呂にでも浸かって発散しなければまずい…!という状況に陥ってしまったのです。

気が付いた時には、私は自宅に帰って早々湯船に湯を張り、ばっちりと一日の疲れを癒す結果となってしまいました…。

やはり、お風呂は最高ですね!

結果、1週目は1日目だけ節電につまづき、節電量は4.22 kWhという結果となりました。

  

<2週間目>

2週間目に入り、あと5.78 kWh(残り3回で達成)ということで、チャレンジは早ければ今週で終わることができると再び高を括っていました。

ですが、その油断が命取りだったのです!

その日はとにかく暑く、家に帰ると汗に濡れて今すぐにでもお風呂にダイブしたい気持ちが抑えきれない
非常に危険な状態でした。

分かっています。ただ我慢をすればいいだけだということは。

ですが、この暑さにやられた体を癒さず、日々の仕事を最大限のパフォーマンスで取り組めるでしょうか。

いいや、不可能


心身の健康があってこそ毎日の仕事に精一杯取り組めるのだと自分を必死に納得させ、
湯船に湯を張って疲れを癒したのです…。

ということで、2週間目の節電量は1週間目と合わせて8.44 kWhとなりました。

 


またしても、お風呂の誘惑に負けました・・・

 

<3週間目>

あと1日我慢すれば10 kWh達成ということで、3週間目は比較的軽い気持ちで迎えることができました。

しかし、これまで我慢をしてきたことによる心身への負担が積み重なっていたのか、たった1回我慢するだけでも耐えがたいものがありました。

湯船に浸かっている時に許される熱唱、上がった後に飲む冷たい水、走馬灯のようにあの日の癒し時間が蘇ります…。

 

んんん、どうしてもお風呂に入りたい・・・

 

ですが、何とか歯を食いしばりながら湯船を我慢し、何とか10 kWhの節電を達成することができました!

 

結果、給湯編では10 kWh節電達成に計15日間2週間+1日間)という日数を要することとなりました。

 

 感想

今回、10 kWhの節電量を達成するのに2週間かかりましたが、やはり日常生活の快適さを我慢しながら節電を行うことは長続きしないものだと感じました。

そのため、給湯温度を下げたり、湯量を少なくしたり、快適さを損なわない範囲での節電から実践されることをお勧めします。また、今回は電気温水器によるチャレンジでしたが、

5回我慢、2回入浴の電気温水器使用電力量
=2.11kWh/回×2回=4.2kWh

 
我慢せず7回入浴のエコキュート使用電力量
=2.11 kWh/回÷4(効率比)×7回
=3.7kWh 

上記の計算結果から分かるように、電気温水器を用いて入浴を我慢するよりも、エコキュートを用いて我慢をせずに毎日入浴できる方が、心身ともに健康になれるのではないでしょうか。

皆さんも、お使いの機器を一度見直し、ぜひとも快適な節電ライフをお過ごしください!

 

 

10 kWh節電対決 給湯機編はこれで以上になります!

やっと普通にお風呂浸かれる!!

 

一時は余裕で早く終わると高を括っていましたが、お風呂を愛しすぎたために我慢できなかった期間が、結果にどう左右されるのか・・・

 

給湯10kWh節電対決結果:計15日間

 

次回2023年9月22日(金)は、同期の浦川君による照明10kWh削減編となりますので、次回楽しみにしていただける方は、
是非ゼロカーボン板のお気に入り登録よろしくお願いします!

 

※この記事は2023年9月時点の情報に基づき作成しております。

※本記事は作成者個人の意見や感想に基づき記載しています。


この記事を書いたメンバー

宇野 連太郎

福井県出身の2023年入社。趣味は野球観戦、体作り。現在は阪名和グループにて様々な省エネに関わるお手伝いをさせていただいております。まずは自分が日常生活の中で省エネに取り組むことで、少しでもお客様目線での省エネに関する情報を発信していければと思います!

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