みなさんこんにちは。
地球温暖化問題が取り沙汰されるようになってから、「マングローブ」を耳にすることが多くなりましたよね。
私も何となく、マングローブは地球温暖化の救世主というイメージを持っています。
そこで、ゼロカーボン板編集部として、西表島の仲間川マングローブクルーズに行ってきました!
約1時間のクルーズ中、ガイドさんがマングローブについて沢山語ってくださり、つい聞き入ってしまいました。皆さんにもマングローブについて知っていただきたく、記事にいたします!
マングローブは、「マングローブ」という名前がついた植物があるわけではなく、海水と淡水が入り交じる場所に生息している植物群の総称をいいます。
てっきり、「マングローブ」という植物の呼称だと思っていました、、、
世界中の暑い地方で見られ、日本では沖縄県と鹿児島県だけに生息しています。世界最北の天然マングローブは鹿児島県種子島で、それより北に自然のマングローブはないそうですよ。
マングローブの大きな特徴は大気中に根を出す呼吸根(こきゅうこん)をもつことで、呼吸をしたり、不安定な泥地で自分の体を支えるという役割があります。根の形状はマングローブの種類によってさまざまです。世界では約100種類のマングローブがありますが、石垣島に生息しているのは7種類で、ガイドさんがそれぞれの違いを説明してくださり、とても興味深かったです。
私がクルーズした時は満潮に近かったので、あまり根っこが見えませんでしたが、キレイですね~
西表島滞在中、干上がってきたタイミングでは根っこがあらわになっていました。いのちを感じますね~
なぜ、マングローブが地球温暖化において注目されているのかいろいろ調べていると、なんと弊社研究おいて、熱帯林と比較したマングローブ林での炭素固定能力を明らかにしていました!びっくりです!
https://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2000/t_9.html
研究成果において、
「マングローブ林を中心とした沿岸生態系を修復することは二酸化炭素の効果的な吸収固定対策として重要であり、地球温暖化の抑制に貢献するものです。」
と結論づけており、
上記の研究結果に基づき、マングローブ生態系修復のための植林技術開発研究も行ったようです。
https://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2007/0226-2j.html
近年ではエビ養殖池の拡大や燃料としての利用のための伐採によって、マングローブが減少しているようですが、何とか守っていきたいですね。
皆さんも機会があればぜひ、マングローブに触れてみてください!
マングローブを感じる私。
※本記事は作成者個人の意見や感想に基づき記載しています。