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照明・空調・給湯のガチ10kWh節電対決 ~最終話空調編~

記事公開日:2023/09/29

~10kWh節電対決のおさらい~

空調機、給湯機、照明の中でどれが一番節電に貢献しやすいのかが気になった新入社員の3人。そこで、誰が一番早く10kWhの節電に到達できるか対決を実施!

勝敗の行く末は、、、

 

皆さんこんにちは!今年の夏は例年以上に暑く感じます、、、

それもそのはず、日本でも日ごとの平均気温でみると、これまでの「観測史上最も暑い日」の平均気温が16.80℃だったのに対して、2023年7月3~23日までの連日でそれを上回る暑さでした!(世界的な平均気温も記録上最高を更新しているそうです、、、)1900年の観測記録から比較しても世界的に暑い夏になっています。

 

 伊関1.jpg

出典:熱中症環境保健マニュアル

 

さて、そのような暑い夏を乗り切るためには、エアコンの使用が不可欠です!
加えて、今年は世界的な平均気温も記録上最高を更新するほどであれば、エアコンを切れば命の危険性が、、、


冬生まれで暑いのが嫌いな私にとって、企画云々の問題ではない!!!!


と主張したところ、さすがにエアコンを切ると危険なので、今回はエアコンの設定温度をこまめに調整し、快適さを保ちながら節電に取り組む方向で決定しました!


これでなんとか生き延びました。


この企画の中で得られた経験や感想をお届けできればと思います!


今回の計算条件

・前年の設定温度

昼間(午前10時~午後10時)は26℃、夜間(午後10時~午前10時)を28℃とします。


・風量

風量については、消費電力にさほど影響しないため考慮しておりません。


・性能

対象の畳数を8~12畳(13~19m2)ものとし、冷房能力2.8kW(0.6~4.2kW)、

消費電力580W(105~990W)の機種をモデルとして設定しました。


・削減効果

エアコンの設定温度を1℃上げることで、消費電力を13%削減

出典:財団法人省エネルギーセンター「「省エネライフスタイルチェック25」の各種行動と省エネ効果に関する調査報告書」(平成17年3月)

 

計算の手順としては、昨年度との設定温度を比較して、その温度差に1℃あたり13%の削減効果を考慮して、1日でどれだけ削減できたかを計算しました!

例:  580W× 2℃(前年度との温度差)×0.13×2h = 150.8 Whの削減

 伊関2.png

以上のように記録をつけることで、節電の実績を記録しました!

 

慣れてくると、例えば、寝る前には2℃温度を上げる、会社からの帰宅直後は温度を低めに設定し、20時から2℃温度を上げるなどのように頻繁にして調整しました!

 

 空調節電生活いざ開始

このような形で、エアコンの温度調整を日記のような形で記録しました。

スタートした7月上旬は涼しく、正直“ぬるゲー”だと感じていました。
特に雨や曇りの日は気温が比較的低いので、難なく過ごせましたが、日が経つにつれて気温や湿度が上がった時に、少し不快に思う瞬間もありました。
それもでほとんど我慢することなく涼しく過ごしながら、計13日間(1週間+6日)で目標の10kWhを達成できました!!

しかし、最大の難点は暑さではなくほかにありました。

 

めんどくさい

 

仕事によって体力を消耗する中で、帰宅後にも注意しなければチェックも忘れそうになります。

そのような疲れ切った状態ではエアコンの温度チェックですら、面倒で億劫な作業で、十分涼しければ設定温度を上げ、暑ければ下げるというような繰り返しの作業は想像以上に大変でした。

気のせいかもしれませんが、親指の筋肉発達したように感じます。

 

まとめ

今回の検証が7月上旬であったため、夜などは比較的高い設定温度にできたため、2週間以内に達成と想像以上に早く10kWhを達成することができました。
8月以降の猛暑日が続く時などは、温度調整が難しくなるかもしれませんね。

一方で、節電生活期間は、毎日出社で、土日も外出することが多く、自室で過ごしていた時間が短かったことを思うと、在宅勤務が増えたり、自室で過ごす時間が増えれば、その分節電できる時間が増えるので、さらに節電できると感じました。

 

 

【いざ結果発表!】

「10kWh節電」を目標に過ごした7月も終わり、それぞれの結果をひっさげて、3人で発表をしてきました。

 

10kWh節電を達成した期間で第三位は・・・

 




どん!

 

照明:リタイア(このまま続けられたら 5 か月 27日間)

 

そうなりますよねー。ダントツの最下位でむしろ気持ちいい!

 

そして、第二位は・・・

 



どん!

 

給湯:15日間!

 

というわけで、栄えある優勝は・・・

 



どん!

 

空調:13日間!



伊関4(結果発表).jpg

  

照明空調の達成期間は13日間、給湯は15日間となり、空調分野が僅差での勝利になりました。
達成に要した期間は僅差だったものの、親指一つで節電に取り組める空調に対して、お風呂を我慢しなければならない給湯とでは、取り組みのハードルにかなりの差があったと感じました。

 

その点照明はさらに大変、、、

 

一見コスパ最強の空調も、温度をこまめに調整するのはかなり面倒であり、意識しないと忘れてしまいそうな作業になっていました。
それを家庭の規模から、企業の規模で取り組もうとすると、かなりの作業量になってしまいます。

 

しかし、

法人向けのサービスとして、会社などの施設の空調を、すべておまかせで制御してくれるサービスがあります!

 

それが【おまかSave-Air】です。

 

このサービスによって、建物のデマンドを超えない範囲で、快適に過ごせるように空調を自動調整することができます。
更に空調の調整も親指ではなく、なんとAIでおまかせで快適で省エネ運転ができちゃいます!

 

今回優勝した空調節電をお客さまの会社でおまかせで快適にやってみたいと思った方いらっしゃいましたら、ぜひこちらから、資料ダウンロード、お問い合わせください!

伊関5.jpg


 

※この記事は2023年9月時点の情報に基づき作成しております。

※本記事は作成者個人の意見や感想に基づき記載しています。


この記事を書いたメンバー

伊関 亮太

大阪府出身。趣味は映画鑑賞。現在は神戸支社にて、省エネや再エネについて勉強しながら、様々な業務に携わらせていただいております。本記事では日々の生活で取り組むことができる省エネ課題に対して、新入社員の目線からみなさまに情報を発信したいと思います。

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