私事ですが、今夏(2024年夏)より外勤営業となりました。
これまで長い間(?)、内勤として「ゼロカーボンパッケージ」や「コーポレートPPA」など、サービスを企画・開発する業務に従事しておりましたが、現在は主に法人のお客さまのところに足を運び、様々なお話を伺っています。
お客さまから直接お話を伺うと、本当に色々な “気づき” があります。
有難いことに、様々な企業さまの「環境対策を検討する」部署の方々とお話する機会も多く、世の中の興味・関心がどういうものか、感じ取ることができます。
そこで今回は、私がお客さまとお話させていただく中で、「最近よく聞くゼロカーボン関連のキーワード」をランキング形式でご紹介していければと思います!
※あくまでも、まだまだ2か月程度しかない外勤経験における、私個人の主観によるものであることはご容赦ください。
では早速。
第3位!
『補助金』
・・・ゼロカーボン化に寄与するような省エネ設備の導入を検討されているお客さまからは、「〇〇の補助金を活用しようと思っている」「使える補助金は無いかなぁ」といったお話をよく伺います。
先導的な設備というのはどうしてもコストが嵩みますので、ゼロカーボン化を後押しするには、やはり国や自治体の補助金による支援が重要ですね。
関西電力としても補助金情報のご提供等、お客さまの補助金活用をサポートさせていただきます!
第3位をもう一つ!
『排出量取引』
・・・こちらは俄かによく聞かれるようになりました。企業が地球温暖化ガス排出量削減の目標を定めて、その目標の未達/過達に応じて排出量を取引する、という制度ですね。
2024年9月3日に「GX実現に向けたカーボンプライシング専門ワーキンググループ」が開催されており、今後、対象企業や目標設定、取引の在り方などの制度設計が具体化していくものと思われます。2026年度から本格導入される見込みであり、法人のお客さまの関心が急速に高まっている話題だと感じております。
【排出量取引導入に関するスケジュールについて】
出典:内閣官房GX実行推進室「排出量取引制度の本格稼働に向けた検討の方向性(R6.9.3)」より抜粋
第2位!
「非化石証書(再エネメニュー)」
・・・この話題はしばしば出てきます。
利用した電力を実質的に再エネと見做すことができる「非化石証書(再エネメニュー)」。設備投資による省エネ省CO2や、太陽光などの再エネ活用は、企業さまにおいて大きな意思決定が必要であることに対して、非化石証書は電気料金メニューの一つとして比較的導入しやすいため、多くのお客さまから聞かれます。
ただ、この非化石証書にも様々な種類があり、昨今、国の制度変更も目まぐるしいため、外勤営業担当の私としては、お客さまに正確な情報をお伝えすべく努めております。
一例として、2024年度から全ての非化石証書がトラッキング対象となり、「どのエリアのどの発電所から生まれた非化石価値」ということが明確化されるようになりました。CO2がゼロということには変わりないですが、どの発電所由来のものか、等によって価値付けを行おうという動きになってきていますね。
【非化石証書の種類について】
出典:資源エネルギー庁「非化石価値取引について(2024年2月7日)」より抜粋
そしていよいよ、
第1位!
「太陽光」
・・・言わずもがな、かもしれませんが、現在の再エネの中心として、圧倒的に多いのはこの話題です。
我々関西電力が「太陽光発電オンサイトサービス」や「コーポレートPPA」など、太陽光をお客さまに活用いただくサービスをご提案しているから、というのも当然ですが、「ペロブスカイト」など次世代の太陽光発電の動向に関してご興味のあるお客さまも多く、これからも太陽光は重要アイテムであることは間違いないでしょう。
【ペロブスカイト太陽電池の例】
出典:資源エネルギー庁「日本の再エネ拡大の切り札、ペロブスカイト太陽電池とは?(前編)~今までの太陽電池とどう違う?」より
ちなみに。
番外編その①!
「暑いですねぇ」
・・・・・・もう暑すぎて暑すぎて、この夏定番の挨拶言葉ですね。
番外編その②!
「ドナルド・トランプ」
・・・・・・お客さまと面談するときの最初のアイスブレイクに。アメリカ大統領選挙は話題たっぷりですね。
最後に。
お客さまとお話することで、私自身とても勉強になっておりますし、このような興味・関心が拡がり、「ゼロカーボンの輪」みたいなものが拡がればいいな、と思っています。
外勤で走り回っている私の姿を見かけたら、是非お声がけください!
※本記事は作成者個人の意見や感想に基づき記載しています。
※この記事は2024年9月時点の情報に基づき作成しております。