ゼロカーボン達成に向け、欠かせない再生可能エネルギー。
その普及拡大に向け奮闘する社員の1日に密着した。
紹介するのは、柴谷一平。
近年注目されるオフサイト型コーポレートPPAの技術提案を推進するエンジニアである。
担当するプロジェクトが プレスリリース されるなど、注目度は日増しに高まっている。
第1章 出社
柴谷の朝は早い。
軽やかに出社を決め、事務所のカードリーダーにかざす所作に無駄がない。
時計を見ると、9時半。今日も一番乗りだ。
実際にはすでに大勢が出社してように見えるが、柴谷より早く来ている社員は全てノーカウントなのだ。
「 出社しているのは俺か、俺以外か 」
どこかで聞いたことのあるセリフだが、ここは流れに任せよう。
第2章 着席
事務所はフリーアドレス。固定席はない。
誰が、どこに座っても構わない。
だが、柴谷ほどのエースは指定席が存在する。
圧倒的な存在感。
ここに座る奴は柴谷以外にいないだろう。
フリーアドレスの掟を軽々と超える、破壊的イノベーションである。
第3章 打ち合わせ
さて、午前は打ち合わせラッシュだ。
それもそのはず。柴谷が抱えるのはどれも重要案件ばかりなのだ。
特に、近年注目されるオフサイト型コーポレートPPAの提案において、柴谷の右に出る者はいない。
オフサイト型コーポレートPPAは、企業の敷地外に再エネ発電所を開発し、送配電線を経由して再エネ電力を供給する。
再エネ電力を使いたい企業にとって、検討に値するスキームである。
詳細は下記の記事を参考いただくとして、それにしても柴谷の仕事ぶりである。
この男が、日本の再エネ普及拡大を担っていると言っても過言ではないだろう。
「 俺は打合せでもオフサイトなんだ 」
オフサイトPPAに賭ける並々ならぬ情熱。
まずは自ら率先垂範の姿勢。
他の4人は柴谷の存在に気付いているだろうか。
第4章 昼食
午前は打合せを5本こなし、案件の進捗確認、タスクの整理は完了した。
気付けば、時計は12時。
ランチの時間だ。
今日のランチはパスタ。
たしかに、柴谷はイタリア風のオシャレ感がよく似合う。
税込700円、スープ、コーヒー付きなのは言うまでもない。
「 パスタも仕事も一緒だ。最初は固い、しかし茹でると柔らかくなる 」
This is 柴谷思考。
ほとんどの人にとっては、ちょっと何を言っているか分からないだろう。
「パスタは最初は固い、茹でると柔らかい」
読者の皆さんにも覚えておいてほしい。
第5章 デスクワーク
さて、午後からは一気にタスクを片づける時間だ。
再生可能エネルギー導入は口で言うほど簡単ではない。
事業モデルの構築、投資対効果の検証、各種機関との調整、そしてお客さまの心に響く提案書づくり。
ノートPCをフリックする気合いの入りよう。
しかし、画面には何の反応もない。
あまりの指の動きの速さについてこれないのだろうか。
手をマウスとキーボードに置き換え、パスタを食べるかのごとき早さでタスクを片づけていく。
なるほど、「パスタも仕事も一緒」 という言葉に偽りはない。
第6章 同僚からの信頼
驚くべき早さで作業を終えた柴谷が次に向かうのは、人財育成の打合せだ。
この男、一体どこまで幅が広いのだろうか。
ここで、同僚に柴谷の印象を聞いてみよう。
「 柴谷さんはとても素敵で… 」
「 頑張っています 」
偶然にもこんな紙が落ちていたが、気にすることもないだろう。
とにかく、柴谷はとても素敵で頑張っている。
そうに決まっている。
最終章 1日密着を終えて
会合を終え、残務を片づけ、明日以降の予定を確認し、今日の仕事は終わり。
やはり再エネ提案のプリンスだけあって、濃密な1日だった。
ここにお客さま訪問が加わった日は、まさに分刻みのスケジュールになる。
1日密着を終え、柴谷に今の率直な気持ちを聞いてみた。
「 明日も脱炭素していきますよ 」
柴谷はこれからも進む。
ゼロカーボンのために、再生可能エネルギーを広げていくために。
※この記事は2023年1月時点の情報に基づき作成しております。