「2050年カーボンニュートラル宣言」について、ご存じの方は多いかと思います。
その中間目標として、2030年度に温室効果ガス排出量の削減目標が掲げられていることを存じでしょうか?
2050年だと、まだまだ時間があるな~と感じられる方が多いと思いますが、2030年度となると、何か対策を考え始めないと!?と、一歩踏み出す方が多いのではないでしょうか?
では、具体的にどの程度の削減目標が設定されているか、ご紹介させていただきます。
2021年10月22日に閣議決定された「地球温暖化計画」では、部門別の2030年度の排出削減目標が、以下のとおり設定されております。
出典:環境省 地球温暖化対策計画(2021年10月22日閣議決定)※家庭部門において、対象としている排出量は、家庭内のエネルギー使用に伴うCO2排出量で、自動車利用に伴う排出量は含まない。
皆さまは、こちらの削減目標をご覧いただきどのように感じられましたか?
私は、家庭分野にも66%の削減目標が設定されていることに驚きました・・・
2030年度の2013年度比66%削減って、どの程度頑張る必要があるのかイメージつかないですよね。。。
そこで、今回は、家庭分野のCO2排出量に着目してみます!
環境省が公表している、2021年度家庭部門のCO2排出実態統計調査(確報値)によると、世帯あたりの年間CO2排出量は、2.88 tだそうです!まだ、イメージしづらいかと思いますので、もっと細かくみると、下記のとおりになります。
1日のCO2排出量は、2.88t÷365日=約7.89kg
1時間のCO2排出量は、7890g÷24時間=約329g
1分間のCO2排出量は、329g÷60分=約5.48g
1日に、世帯あたり7kg以上のCO2を排出している。こちらの数値、皆さまどう思われますか?
私は、想像以上に多いな!と思って驚きました。
それとともに、普段の生活におけるCO2排出量って、実際にはどの程度なのだろうか、と気になってきました。
そこで、今回は、家庭のエネルギー(電気・ガス)に、自動車も加えた1日のCO2排出量を算定してみましたので、ご紹介させていただきます!
ただ、一人で算定するのもさみしいなと思ったので、ゼロカーボン板編集メンバーの玉川さんと、1日のCO2排出量を対決形式でご紹介させていただきます♪
谷口:ゼロカーボンソリューションGという名前のグループに所属している私としては、負けられません!
(本音:ちなみに玉川さんは小さなお子さんが2人いるので、最近電気の使用量が多くなっているはずです。(編集メンバーのうち、この人になら勝てる・・・笑))
玉川:グループ名とか関係ないから。僕の方が、環境に良い生活しているはず!
CO2排出量の算出は、
活動量(例:電気の使用量)×排出原単位(例:電気1kWhあたりのCO2排出量)
で算出することができますので、とある休日のCO2排出量を、計算してみました!
表:谷口のとある1日のスケジュールとCO2排出量(世帯人数:2人)
表:玉川のとある1日のスケジュールとCO2排出量(世帯人数:4人)
※電気の使用に伴うCO2排出原単位:関西電力公表値
https://www.kepco.co.jp/corporate/notice/notice_pdf/20220208_1.pdf
※ガス・ガソリンの使用に伴う排出原単位:環境省 温室効果ガス排出量 算定方法・報告・公表制度における算定方法・排出係数一覧
https://ghg-santeikohyo.env.go.jp/calc
谷口:私の方が、環境に優しい生活していますね!
玉川:ちょっと待って!家族構成違うやん!!我が家には、冷蔵庫を勝手に開閉したり、知らない間にテレビをつけているような制御不能の子どもが2人いてるから、単純比較はやめてほしい!
谷口:たしかに、1人当たりのCO2排出量で考えると、我が家の方が多いですね・・・。実は、私は、前日旦那に対決することも伝えて、こまめに照明を消したり、冷蔵庫の開閉を減らしたりしていました。また、最近流行りの超能力者の少女が出てくるアニメのグッズを探し求めて、歩きまわって、外出時間を多くとり、なんとしてでも玉川さんに勝てるように頑張っていました。
玉川:えっ!いろいろ本題とは別に気になることはあるけど、とりあえず勝ちへの執着心が違うな!
まぁこの日はいつも子育てや家事で大変な妻のために、子どもを車で公園に連れて行ったり、掃除・洗濯などの家事をまとめて行ったことで排出量がたまたま増えてしまったみたいだね。
谷口:そうですね(苦笑)
玉川:おい!疑うな!ただ、理由や勝ち負けはともかく数字で見ると改めて改善すべきと感じました。
谷口:ちなみに、以前の記事「ご家庭から排出される量のCO2で炭酸水作って飲んでみた!」で実験していた炭酸水で考えると、玉川さんのご家庭からの1日のCO2排出量をオフセットするためには、1400Lの炭酸水を飲む必要があります!
玉川:普段から1日1Lくらい炭酸水飲んで、オフセットに貢献してるつもりやったけど、全然足りないやん。てか、絶対無理やん。
世帯当たりのCO2排出量では谷口の勝利、1人当たりのCO2排出量では玉川の勝利ということで、対決で勝敗は決められなかったですが、1日の生活で排出されるCO2の量を算定することで、改めて自身の生活における環境負荷を知ることができ、普段の生活で省エネを心掛けたいと思えるきっかけとなりました。また、対決形式にすることで、省エネを意識した生活を送ることができました!
対決に関わらず、普段の生活でCO2削減に貢献できるよう、行動を変えていきたいと思います!
最後に、企業様向けにはなりますが、活動量×排出量をGHGプロトコルに沿って正確に見える化するzeroboardがございます。今回の対決でも、まず見える化することで意識が変わり、意識が変われば行動が変わること実感しましたので、企業様向けの脱炭素を実行していく上で是非、zeroboardをご検討いただければ幸いです。
・zeroboardの紹介記事:ゼロカーボン板記事「GHG排出量削減に向けた最初の一歩」
・株式会社ゼロボードと関西電力株式会社とのzeroboard対談動画:ゼロカーボン社会の実現に向けた価値創造のプラットフォーム構築の取組み
※本記事は作成者個人の意見や感想に基づき記載しています。
※感染症対策を十分考慮した上、撮影時のみマスクを外して撮影しています。
※この記事は2022年10月時点の情報に基づき作成しております。
その中間目標として、2030年度に温室効果ガス排出量の削減目標が掲げられていることを存じでしょうか?
2050年だと、まだまだ時間があるな~と感じられる方が多いと思いますが、2030年度となると、何か対策を考え始めないと!?と、一歩踏み出す方が多いのではないでしょうか?
では、具体的にどの程度の削減目標が設定されているか、ご紹介させていただきます。
2021年10月22日に閣議決定された「地球温暖化計画」では、部門別の2030年度の排出削減目標が、以下のとおり設定されております。
出典:環境省 地球温暖化対策計画(2021年10月22日閣議決定)※家庭部門において、対象としている排出量は、家庭内のエネルギー使用に伴うCO2排出量で、自動車利用に伴う排出量は含まない。
皆さまは、こちらの削減目標をご覧いただきどのように感じられましたか?
私は、家庭分野にも66%の削減目標が設定されていることに驚きました・・・
2030年度の2013年度比66%削減って、どの程度頑張る必要があるのかイメージつかないですよね。。。
そこで、今回は、家庭分野のCO2排出量に着目してみます!
環境省が公表している、2021年度家庭部門のCO2排出実態統計調査(確報値)によると、世帯あたりの年間CO2排出量は、2.88 tだそうです!まだ、イメージしづらいかと思いますので、もっと細かくみると、下記のとおりになります。
1日のCO2排出量は、2.88t÷365日=約7.89kg
1時間のCO2排出量は、7890g÷24時間=約329g
1分間のCO2排出量は、329g÷60分=約5.48g
1日に、世帯あたり7kg以上のCO2を排出している。こちらの数値、皆さまどう思われますか?
私は、想像以上に多いな!と思って驚きました。
それとともに、普段の生活におけるCO2排出量って、実際にはどの程度なのだろうか、と気になってきました。
そこで、今回は、家庭のエネルギー(電気・ガス)に、自動車も加えた1日のCO2排出量を算定してみましたので、ご紹介させていただきます!
ただ、一人で算定するのもさみしいなと思ったので、ゼロカーボン板編集メンバーの玉川さんと、1日のCO2排出量を対決形式でご紹介させていただきます♪
谷口:ゼロカーボンソリューションGという名前のグループに所属している私としては、負けられません!
(本音:ちなみに玉川さんは小さなお子さんが2人いるので、最近電気の使用量が多くなっているはずです。(編集メンバーのうち、この人になら勝てる・・・笑))
玉川:グループ名とか関係ないから。僕の方が、環境に良い生活しているはず!
CO2排出量の算出は、
活動量(例:電気の使用量)×排出原単位(例:電気1kWhあたりのCO2排出量)
で算出することができますので、とある休日のCO2排出量を、計算してみました!
表:谷口のとある1日のスケジュールとCO2排出量(世帯人数:2人)
表:玉川のとある1日のスケジュールとCO2排出量(世帯人数:4人)
※電気の使用に伴うCO2排出原単位:関西電力公表値
https://www.kepco.co.jp/corporate/notice/notice_pdf/20220208_1.pdf
※ガス・ガソリンの使用に伴う排出原単位:環境省 温室効果ガス排出量 算定方法・報告・公表制度における算定方法・排出係数一覧
https://ghg-santeikohyo.env.go.jp/calc
谷口:私の方が、環境に優しい生活していますね!
玉川:ちょっと待って!家族構成違うやん!!我が家には、冷蔵庫を勝手に開閉したり、知らない間にテレビをつけているような制御不能の子どもが2人いてるから、単純比較はやめてほしい!
谷口:たしかに、1人当たりのCO2排出量で考えると、我が家の方が多いですね・・・。実は、私は、前日旦那に対決することも伝えて、こまめに照明を消したり、冷蔵庫の開閉を減らしたりしていました。また、最近流行りの超能力者の少女が出てくるアニメのグッズを探し求めて、歩きまわって、外出時間を多くとり、なんとしてでも玉川さんに勝てるように頑張っていました。
玉川:えっ!いろいろ本題とは別に気になることはあるけど、とりあえず勝ちへの執着心が違うな!
まぁこの日はいつも子育てや家事で大変な妻のために、子どもを車で公園に連れて行ったり、掃除・洗濯などの家事をまとめて行ったことで排出量がたまたま増えてしまったみたいだね。
谷口:そうですね(苦笑)
玉川:おい!疑うな!ただ、理由や勝ち負けはともかく数字で見ると改めて改善すべきと感じました。
谷口:ちなみに、以前の記事「ご家庭から排出される量のCO2で炭酸水作って飲んでみた!」で実験していた炭酸水で考えると、玉川さんのご家庭からの1日のCO2排出量をオフセットするためには、1400Lの炭酸水を飲む必要があります!
玉川:普段から1日1Lくらい炭酸水飲んで、オフセットに貢献してるつもりやったけど、全然足りないやん。てか、絶対無理やん。
世帯当たりのCO2排出量では谷口の勝利、1人当たりのCO2排出量では玉川の勝利ということで、対決で勝敗は決められなかったですが、1日の生活で排出されるCO2の量を算定することで、改めて自身の生活における環境負荷を知ることができ、普段の生活で省エネを心掛けたいと思えるきっかけとなりました。また、対決形式にすることで、省エネを意識した生活を送ることができました!
対決に関わらず、普段の生活でCO2削減に貢献できるよう、行動を変えていきたいと思います!
最後に、企業様向けにはなりますが、活動量×排出量をGHGプロトコルに沿って正確に見える化するzeroboardがございます。今回の対決でも、まず見える化することで意識が変わり、意識が変われば行動が変わること実感しましたので、企業様向けの脱炭素を実行していく上で是非、zeroboardをご検討いただければ幸いです。
・zeroboardの紹介記事:ゼロカーボン板記事「GHG排出量削減に向けた最初の一歩」
・株式会社ゼロボードと関西電力株式会社とのzeroboard対談動画:ゼロカーボン社会の実現に向けた価値創造のプラットフォーム構築の取組み
※本記事は作成者個人の意見や感想に基づき記載しています。
※感染症対策を十分考慮した上、撮影時のみマスクを外して撮影しています。
※この記事は2022年10月時点の情報に基づき作成しております。