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会いたい!

ベトナムでの脱炭素 エンジニア達の挑戦

記事公開日:2024/08/19

関西電力のベトナム現地法人であり、エネルギー関連のスタートアップ企業であるK-ESVをご紹介します!

今回は、社長の石原さんとK-ESVに入社・活躍している2名のベトナム人スタッフに話を聞きました。

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左からDungさん、Ngaさん、石原社長、近藤GM、Vanさん、Hanhさん

――― そもそも、K-ESVとは?

202112月に Kansai Energy Solutions (Vietnam) Co., Ltd. を設立し、ベトナムにおいて、最適なエネルギーシステムの構築・運用に関するソリューション提案を通じて、省エネ・省コスト・省CO2 など、お客さまの多様なニーズにお応えしております。

商 号: Kansai Energy Solutions Vietnam 略称 K-ESV

代表者: 石原 竜二郎 、設立日: 20211230

資本金: 342,458MVND (関西電力 100%出資)  (20245月現在)

事業内容: 電気および熱の製造・販売・施工・保守・運用

 

――― Hanh(ハイン)さん、Dung(ズン)さん! シンチャオ(こんにちは)!

    K-ESVではどのような業務を担当していますか?


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左からDungさん、Hanhさん

 

(ハインさん)

シンチャオ!私達は、ベトナムのお客さまのニーズに応えるため、エンジニアとして省CO2につながる太陽光発電の設計・施工・運用・管理を担当しています。特に、私は太陽光の設置工事の管理やサービス開始後の運用データの遠隔監視(モニタリング)に携わっています。毎月、運用データを分析、CO2削減効果を把握して、お客さまにレポートを提出しています。お客さまと共通の目標を持って、私達の仕事が目標達成のために貢献できることに日々喜びを感じています。

 

(ズンさん)

私はハインさんより少し後輩ですが、施工管理やモニタリングのスキルを、社長や同僚から教えてもらいながら、日々成長できていることがとても嬉しいです。個人的には、現場にいって技術を学ぶことが好きで、新しい技術をたくさん学びながら、お客さまと一緒に地球環境に貢献できることへの使命感を感じています。

また、日本語も勉強中で、もっとうまくなって日系企業へのサポートにより貢献していきたいです。


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石原社長

(石原社長)

K-ESVは、2021年に私と経理スタッフVan(ヴァン)さんの2名でスタートしましたが、いまではメンバーも6人になり、成長を続けています。私もエンジニア出身であり、ハインさんやズンさんが日々成長している姿をいつも嬉しく思っています。ベトナムは、南北に長い国であり、創業当初は南部(ホーチミン)を中心にご提案をしていましたが、北部(ハノイ)のお客さまからも多く声をかけていただけるようになり、今後はより広いエリア、多くのお客さまの脱炭素に貢献できるよう我々の取り組みを広げていきたいと考えています。


――― 現地で感じるベトナムのお客さま(企業)のゼロカーボン意識はどうですか?

          実際に何が求められていますか?

 

(石原社長)

日系企業のお客さまの場合、海外の工場サイズは日本より大きく、企業全体のゼロカーボンを目指すためには、ベトナムなどの海外工場への対策は必須になってきます。そのため、新設工場では太陽光は当たり前ですし、既設の工場にも太陽光を導入したいというニーズはすごく高まっていると思います。

そのような背景もあり、初期投資不要で太陽光を導入できる当社の太陽光オンサイトサービスはお声掛けが非常に多いです。また、太陽光だけではなく、もみ殻バイオマスやI-RECなどの環境証書の導入の話もよく聞くようになりました。K-ESVでもI-RECは扱っておりますし、実際にお客さまの工場を調査させていただき、省エネ方策をご提案させていただくこともあります。

  

――― なるほど、ゼロカーボンに海外拠点は避けては通れないのですね!

           一方で、身近な脱炭素を感じる瞬間はありますか?

 

(ハインさん)

ベトナムでは、VinFast社のEVが普及していています。また、車やバイクのタクシーはEV化が進んでいて街中でよく見かけますし、高校生などは50cc以下の電動バイクで通学することも多いのですが、ほぼ100%EVだと思います。若い世代が、バイク=電気という認識になれば、今後、その世代が車を買えるようになった時、自然とEVを選択する人は増えてくるのではないでしょうか。


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ハインさんにて撮影

 

(ズンさん)

EVステーションも増えてきており、都市部には約3.5km以内にEVステーションが設置され、80の省と市に整備されています。スーパーにはほぼ置いてあるイメージですね。

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Vinfastのホームページから参照

 

――― ベトナムでも進んでいますね、ゼロカーボン!

    あとは、皆さんがベトナムに興味を持つように、おすすめ料理など教えてください(笑)

    また、お休みの日はどのように過ごしていますか?

 

(ズンさん)

ベトナム料理では、定番ですが、フォーがお勧めです。他にもベトナムには色々な種類の麺があるので、ベトナムに来たらチャレンジしてみて欲しいです。また、休日は、6歳になる子供と遊んでいます。一人の時間には、日本の映画・アニメが好きで、ワンピース、ナルトをよく読んでいます。

 

(石原社長)

私はコムタムが好きです。お店の店頭で豪快にポークチョップが炭火焼されていて、香ばしい匂いに誘われてついつい頼んでしまいますね。また、K-ESVでは、毎日の昼ご飯は、毎日スタッフが交代で希望のメニューを注文していて、現地のベトナム料理を食べています。どれも美味しいですよ。

休みの日に時間があれば、ブンタウ(ホーチミンから車で2時間くらい)で釣りをしています。フナやチヌ、ハタが釣れてゆっくりとした時間を過ごすことができます。また、テニスで汗を流したり、健康には気を使っていますね。


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石原社長にて撮影


(石原社長)

最後に、K-ESVは、「日本のようにCO2削減が思うように進まない」「ナショナルスタッフや後継者の育成に悩んでいる」そういった生産現場の課題を解決するべく設立しました。 K-ESVは、関西電力がこれまで培ってきた低炭素・省エネに関する技術に加え、ベトナム人スタッフの熱意で、高品質で環境にやさしいエネルギーソリューションをご提供していますK-ESVはこれからも、お客さまの課題に寄り添い、お客さまと共に成長し続けてまいりますので、ベトナム拠点でのお困りごとがあれば、是非いつでもお声掛けください。

※本記事は作成者個人の意見や感想に基づき記載しています。



この記事を書いたメンバー

島崎 智史

島崎 智史

富山県出身で純喫茶巡りと日本酒が趣味。日系企業さまの海外拠点へ省CO2につながるソリューションを提供しています。お客さまのリアルな声から会社を動かし、ソリューションを通してお客さまの課題を解決することが使命。ゼロカーボン板では、普段からの何気ない疑問に真摯に向き合う場所を目指して執筆に取り組んでいきます。

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